2025年3月31日からスタートしたNHK連続テレビ小説第112作「あんぱん」。アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんと妻・小松 暢さんの夫婦をモデルにした感動的なヒューマンドラマとして注目を集めています。
本記事では、「あんぱん」のキャスト相関図と登場人物を詳しくまとめました。「何者でもなかった二人が荒波を乗り越えてアンパンマン誕生にたどり着く」感動の物語をより深く楽しむための完全ガイドです。
目次
ドラマ「あんぱん」とは？
「あんぱん」は2025年3月31日から放送が始まったNHK連続テレビ小説（朝ドラ）の第112作目です。
国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻の小松暢さん夫妻をモデルにした作品ですが、フィクションとして再構成されています。
番組概要
- タイトル: 連続テレビ小説「あんぱん」
- 放送期間: 2025年3月31日〜9月下旬（予定）
- 放送時間:
- NHK総合【毎週月曜～土曜】午前8時～8時15分（土曜は1週間の振り返り）
- NHK BS／BSプレミアム4K【毎週月曜～金曜】午前7時30分～7時45分
- 作: 中園ミホ
- 主題歌: RADWIMPS「賜物」
- 語り: 林田理沙アナウンサー
あんぱん｜物語のあらすじ
昭和初期、高知の町中をものすごい勢いで走る少女「ハチキンおのぶ」こと、朝田のぶ（今田美桜）がいました。県大会で優勝するほど足が速く、行動力とスピード感にあふれていました。
一方、幼い時に父を病気で亡くした柳井嵩（北村匠海）は、母・登美子（松嶋菜々子）とともに、伯父で医師の寛（竹野内豊）を頼って高知の小さな町に移ってきました。
運命の出会いを果たした二人は、戦前から戦後の激動期をともに歩んでいきます。のぶは戦争で価値観が変わり、「何が正しいかは自分で見極めなければならない」と高知の新聞社に女性初の記者として就職。嵩も同じ新聞社に入社し、二人は再会します。
東京での厳しくも充実した生活、結婚、そして「手のひらを太陽に」「アンパンマン」が世に出るまでの感動の物語が展開されていきます。
キャスト相関図
出典： あんぱん｜公式サイト
朝ドラ「あんぱん」の人物相関図は、ヒロイン・朝田のぶを中心に朝田家の人々と、柳井嵩を中心とした柳井家の人々、そして二人の人生に重要な影響を与える人物たちで構成されています。
相関図を見ると、豪華キャスト陣の布陣に驚かされます。朝田家では今田美桜を中心に、加瀬亮、江口のりこ、吉田鋼太郎、浅田美代子など。柳井家では北村匠海を中心に、松嶋菜々子、二宮和也、竹野内豊など、実力派俳優が集結しています。
登場人物紹介：朝田家
朝田のぶ（今田美桜／幼少期：永瀬ゆずな）
主人公。高知で祖父母・両親の愛情をたっぷり受けて育った三姉妹の長女です。持ち前の男勝りで勝気な性格から「ハチキンおのぶ」「韋駄天おのぶ」とも呼ばれています。ちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩と出会って激動の時代をともに生き、どんな時も励まし、けん引し続けます。
朝田結太郎（加瀬亮）
のぶの父。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回ります。妻と娘3人をとても大切にしています。朝鮮・京城（現在の韓国・ソウル）に出張した帰りの船の中で心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となりました。
朝田羽多子（江口のりこ）
のぶの母。朝田家を支え続ける、家庭的で趣深い母です。夫を尊敬し、子どもたちには平等に接します。
朝田蘭子（河合優実）
のぶの妹。真面目で器用なしっかり者の次女です。誰が何を考えているかを察し、的確な行動をします。
朝田メイコ（原菜乃華）
のぶの妹。天真爛漫で、歌うことが好きな三女です。朝田家の皆を幸せな気分にさせます。
朝田釜次（吉田鋼太郎）
のぶの祖父。「朝田石材店」三代目で、その道一筋の石工です。手先は器用ですが、人への接し方は不器用です。
朝田くら（浅田美代子）
のぶの祖母。釜次とともに「朝田石材店」を支えてきた”くらばあ”です。おっとりしていて、ややとぼけている性格です。
原豪（細田佳央太）
釜次の弟子。釜次のことを尊敬してやまない、若き石工です。朝田家の一部屋に住まわせてもらっています。
登場人物紹介：柳井家
柳井嵩（北村匠海／幼少期：木村優来）
柳井家・長男。幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会います。若い頃から漫画や絵を愛していました。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に行くことになります。戦後、高知の新聞社でのぶと再会し、のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立していきます。
柳井清（二宮和也）
嵩の父。出版社を経て新聞社での海外赴任時代、支那（現在の中国）・厦門（アモイ）で病死します。文学や絵に造詣が深く、嵩が大好きな父です。物語の始まりの時点では既に他界しています。
柳井登美子（松嶋菜々子）
嵩の母。文化的な教養が豊かで、美しく勝ち気で利発です。嵩が幼い頃に夫の清を亡くします。奔放な振る舞いで、嵩を翻ろうし、「すぐ帰ってくるから」と嘘をついて再婚し、柳井家を離れます。
柳井寛（竹野内豊）
嵩の伯父。柳井診療所の院長をつとめる町医者です。嵩や千尋にとっての育ての父で、どんな時も二人を励まし続け、生きる道しるべを示します。
柳井千代子（戸田菜穂）
嵩の伯母。厳しさと優しさを持ち合わせた女性です。夫の寛とともに、おいっ子の嵩と千尋を預かることになります。
柳井千尋（中沢元紀）
嵩の弟。幼少期は体が弱く、兄の陰に隠れるような弟でしたが、大きくなるにつれ、家族思いで優しく、文武両道の青年となります。
宇戸しん（瞳水ひまり）
柳井家の女中。高知で柳井診療所を営む柳井家を献身的に支えています。柳井家の面々からも慕われています。
登場人物紹介：その他の重要キャラクター
屋村草吉（阿部サダヲ）
風来坊のパン職人。どこからともなくふらりと高知にやって来た、謎の男です。お金にうるさく口は悪いですが、パン作りの腕はたしかです。ヒロイン・朝田のぶと柳井嵩の人生に大きな影響を与えていきます。
辛島健太郎（高橋文哉）
嵩の同級生。福岡出身です。若い頃に友人がいなかった嵩にとって真の友人となっていきます。のぶや朝田家の面々とも関わっていくことになります。
小川うさ子（志田彩良）
のぶの同級生で幼なじみ。のぶと一緒に通っていた女学校時代は、卒業までに良い相手を見つけて花嫁になることを夢見ていました。
座間晴斗（山寺宏一）
嵩が通う芸術学校の教師。嵩にとって生き方、人生の考え方の基本を教えてくれた恩師です。
八木信之介（妻夫木聡）
戦時中、嵩が所属することになる小倉連隊の上等兵。軍隊になじめない嵩を気にかけ、折にふれ助け舟を出します。戦後、嵩と思わぬ再会を果たし、のぶと嵩の人生に大きな影響を与えるようになります。
いせたくや（大森元貴/Mrs. GREEN APPLE）
作曲家。CM音楽や映画・テレビ・ラジオの劇音楽を多数作曲。そのかたわらミュージカル創作にも意欲を燃やします。生涯で15,000曲以上を作曲。音楽を担当したミュージカル「見上げてごらん夜の星を」で嵩が舞台美術を担当することになり、嵩が作詞を担当した「手のひらを太陽に」の作曲を手がけることになっていきます。
朝ドラ「あんぱん」はどこで見られる？
NHK朝ドラ「あんぱん」は以下の時間帯で放送されています：
- NHK総合：毎週月曜～土曜 午前8時～8時15分
- ※土曜は1週間の振り返り
- NHK BS／BSプレミアム4K：毎週月曜～金曜 午前7時30分～7時45分
また、NHKプラスでは放送後1週間、見逃し配信を行っています。より多くの過去回を視聴したい場合は、NHKオンデマンドでの視聴も可能です。
まとめ
朝ドラ「あんぱん」は、アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんと小松暢さん夫妻をモデルにした感動の物語です。昭和初期から戦中、戦後を生き抜いた二人の波乱万丈な人生を通じて、「逆転しない正義」を体現した「アンパンマン」誕生までを描いています。
豪華キャスト陣による熱演と、史実を基にしつつもフィクションとして再構成された内容で、深い感動とともに当時の時代背景も学べる作品となっています。
今後も物語が進むにつれて、のぶと嵩が「アンパンマン」にたどり着くまでの軌跡が描かれていきます。心温まるストーリーと魅力的なキャラクターたちに注目です。
